ITパスポートってどんな試験?受験方法から勉強法まで徹底解説!
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目次
社会人の方や就活中の学生の中には、「ITパスポート」という資格の受験を推奨されたという方も多いのではないでしょうか。
ITパスポートとは、ITに関する基礎的な知識を証明する国家資格です。
また、IT分野のみならず、経営戦略についても幅広く出題されます。
大手企業でも取得を推奨されている資格であり、IT化やDX化が進む現代の社会人にとっては、必須と言っても過言ではないでしょう。
そこで、今回は
- ITパスポート試験の受験方法
- ITパスポート試験に向けての勉強法
について解説していきます。
受験を検討している方はこの記事を参考に早速、ITパスポート試験の合格を目指しましょう。
ITパスポート試験の受験について徹底解説!
企業や学校から受験を進められて初めて「ITパスポート」という資格を知った方にとっては、まず試験について知ることが重要です。
ITバスポート試験の受験における以下の項目について、確認していきましょう。
それぞれについて、解説していきます。
試験内容は?
ITパスポートでは主にIT分野に関する基礎的な知識を問う問題が出題されます。
さらに、経営戦略等ビジネスに関する幅広い知識も出題されるため、受験を推奨する企業が多いのです。
ITパスポート試験は、以下の3つの分野に分かれています。
- ストラテジ系(経営全般に関する知識)
- マネジメント系(IT管理に関する知識)
- テクノロジ系(IT技術に関する知識)
試験は全100問、1,000点満点です。ただし、IRTという特殊な採点方式を採用しているため、1問が10点と単純に定められている訳ではありませんので、注意しましょう。
試験時間は120分で、出題形式は四肢択一方式です。
合格基準は、1,000点満点中600点、さらに各分野での点数が300点以上となっています。
また、ITパスポートでは、CBT(Computer Based Testing)方式という試験方式をとっているため、試験の全工程がコンピュータ上で完結するのです。
試験日はいつ?
ITパスポート試験は年間を通して、随時開催されています
試験日は、受験申し込み時に会場と併せて選択しましょう。
試験日は、ITパスポート公式サイト(会場リスト)から確認することができます。
試験会場は?どこで受けられるの?
ITパスポート試験は、全国47都道府県の会場で受験可能です。
都道府県によって受験会場の数は異なります。
受験会場は、受験申し込み時に試験日程と併せて選択しましょう。
受験会場は、ITパスポート公式サイト(会場一覧)から確認することができます。
受験資格はあるの?
ITパスポート試験では、特段受験資格は設けられていません。
社会人はもちろん、学生も受験可能です。
年齢・性別・学歴問わず誰でも受験できる資格となっています。
申込方法は?締め切りはいつ?
ITパスポート試験の受験申し込みは、Webサイト上にて行います。
郵送・電話・FAX等を利用しての申し込みは受け付けていないため、注意しましょう。
では、以下でITパスポート試験に申し込む流れを解説します。
-
▼ITパスポート試験申し込みの流れ
- ITパスポート公式サイトから、利用者ID・メールアドレスを登録します。
- 登録したメールアドレスに仮パスワードが発行されるため、初回ログイン後に自身でパスワードを変更します。
- 利用者情報(氏名・住所等)を登録します。
- ログイン後のページから「受験申込」を選択します。
- 受験地域・試験会場・試験日・試験時間の選択画面が順に表示されるため、希望に沿って選択します。
- 決済方法を選択し、決済情報を入力して申し込みします。
以上が、受験申し込みの一連の流れです。
申し込みの締め切りは、受験日の5日前です。
ただし、各会場の収容人数には限りがあるため、定員に達すると締め切り前でも予約できない可能性があります。
3ヶ月後の試験まで申し込み可能なので、受験を決意した方は早めに申し込みを済ませることをおすすめします。
受験当日の注意点は?
・時間に余裕を持って会場へ
受験当日は、開始時間に遅れないよう、余裕を持って到着できるようにしましょう。
当日の受付は、試験開始30分前から開始されます。
万が一試験開始時刻に遅刻した場合でも入室制限はありませんが、遅刻した時間分の終了時刻繰り下げは行われませんので、注意しましょう。
・確認票・本人確認書類を忘れない
当日の受付では、確認票と本人確認書類の原本を提出する必要があります。
確認票は、ITパスポート公式サイトにログイン後、「受験関連メニュー」→「確認票ダウンロード」へ遷移すればダウンロードが可能です。
確認票が諸事情によりダウンロードできない方は、必ず「受験者番号・利用者ID・確認コード」控えて会場へ向かうようにしましょう。
本人確認書類は、コピーや控えではなく原本を持参しましょう。
本人確認書類として認められるものはITパスポート公式サイトから確認可能です。
・不要なものは机上に出さない
試験開始前に試験官による試験説明が行われますので、しっかり聴いて試験に取り組みましょう。
特に、スマートフォン等の電子機器等、机上におけるもの以外は電源を切ってカバンにしまい、所定の場所へ収納してください。
その他不明点等があればすぐに、試験官に尋ねるようにしましょう。
合格発表はいつ?
ITパスポート試験の合格発表は、試験日の翌月中旬頃です。
ITパスポート公式サイトでの発表に加えて、合格者には経済産業大臣から登録住所宛に合格証書が交付されます。
しかし実は、ITパスポート試験での自身の点数は試験終了直後に確認することができるのです。
試験当日、解答が終了すると自動的に採点が開始され、最後に試験結果が表示されます。
この結果をみて、合否の大体の予測を立てることができますね。
また、試験終了後はITパスポート公式サイトから試験結果のダウンロードが可能です。
試験結果レポートのダウンロード手順は以下の通りです。
▼試験結果ダウンロード手順
- ITパスポート公式サイトのログイン画面にアクセスします。
- ログイン後、「試験結果関連メニュー」を選択します。
- 「試験結果ダウンロード」を選択すると、ダウンロードが開始されます。
ここまで、ITパスポート試験についての概要と受験のための知識を解説してきました。
試験についてはある程度把握できたのではないでしょうか。
しかし、ここからが始まりです。
早速、ITパスポート試験合格に向けた勉強を開始しましょう。
ここからは、ITパスポート試験の勉強方法について解説していきます。
ITパスポートの勉強方法
さて、実際にITパスポートの勉強をしていきましょう。
「資格の勉強って大変そう…」
「毎日仕事で勉強時間が取れない」
と悩んでいる方は必見です。
勉強法に関する下記の項目について、解説していきます。
- 勉強時間
- おすすめの勉強方法
- 過去問の紹介
勉強時間はどれくらい必要?
ITパスポート試験に合格するために必要な勉強時間は、平均120〜150時間といわれています。
学習前の知識量によっても差はありますが、初めて勉強する方でも1日平均2時間なら3〜4ヶ月で合格を目指せるでしょう。
ITパスポートは暗記が重要な資格でもあるため、毎日少しでもコツコツ積み上げていくことをおすすめします。
社会人・学生の方は、通勤時間や休憩時間等、すきま時間を利用すれば、より効率的に時間を確保できますよ。
では、具体的にどのような勉強法をとればよいのか、詳しく解説していきます。
おすすめの勉強法は?
基本的には、ITパスポート試験では知識が問われるので、暗記する作業が大半を占めます。
ただし、ITパスポート試験は社会人や学生など、日中は忙しい方が受験するケースが多いため、より効率的に暗記していきたいですよね。
●「記憶」の仕組み
ここで、暗記について少し深めていきましょう。
記憶には、短期記憶と長期記憶があります。
短期記憶は、数分・数時間で忘れてしまう記憶です。
例えば小説を読んでいるとき、それまでに読んできた内容をもとに読み進めていきますよね。
これができるのは前に読んだ内容を短期記憶で覚えているからです。
ITパスポート試験に合格するには、この短期記憶だけでの暗記では乗り切れません。短期記憶を、長期記憶に持っていくことが重要です。
長期記憶は、インプットした記憶をいつでも取り出すことができる半永久的な記憶のことをいいます。
短期記憶は何度も反復することで長期記憶に変化していくため、ITパスポートの勉強においても、とにかく試験範囲の知識を何度も繰り返し学習しましょう。
しかし、日々の仕事や学校生活で忙しい方にとっては、少しでも効率的に学習したいですよね。
そんな中で、勉強の助けになってくれるのは、必要な知識がしっかり簡潔にまとまっているようなテキスト・参考書・教育コンテンツです。
なぜなら、引き出しと同じで、脳内もインプットする情報量が多すぎると、その中から探して取り出すことも難しくなるから。
つまり、特に初学者にとっては、教材選びが非常に重要となってきます。
ここからは効率的な勉強を支えてくれる教材をご紹介!
おすすめの参考書・問題集
ここでは、紙ベースの書籍の中で、ITパスポートの試験勉強におすすめの参考書・問題集をご紹介します。
1. いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集
【令和5年度】 いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集 [ 高橋 京介 ] 価格:1,738円 |
こちらは、初学者にもおすすめの参考書です。
この一冊だけで合格できるというコピーが印象的ですが、ITパスポート合格のために必要な知識が綺麗に簡潔にまとめられています。
さらに嬉しいのは、出る順問題集も付属されていること。
インプットした知識を問題集で実践できるため、本当にこの一冊でITパスポートの勉強が完結します。
2. イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室 (情報処理技術者試験)
令和05年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室 [ 栢木 厚 ] 価格:1,738円 |
こちらも初心者に優しい参考書です。
ITパスポートでは、抽象的な概念や単語も頻繁に登場します。その理解が進まず勉強に挫折してしまう方も多いのです。
この本では、イラストを多く取り入れ、抽象的なものもイメージしやすく作成されているため、文字だけでは理解しづらいという方には非常におすすめ。
問題集も付属されているため、インプットした知識をアウトプットしてさらに定着させることができます。
おすすめのコンテンツ
ここでは、ITパスポート試験対策におすすめの動画やアプリ等のコンテンツをご紹介します。
1. YouTube「ITすきま教室【ITパスポート.基本情報技術者試験.高校情報科】」
こちらは、IT関連の資格対策ができるYouTubeチャンネルです。1つ1つの動画が平均7〜8分で収められているので、通勤時間やすきま時間に活用できます。
スライドやテロップを使用して高校生にもわかるように丁寧に解説されているため、初心者の方にもおすすめですよ。
2. YouTube「ITパスポート 絶対合格の講座」
こちらも、ITパスポート試験合格のための知識を分かりやすく解説しているYouTubeチャンネルです。
1つ1つの動画が5~6分と短い上に、テロップも完備されているため、音が出せない空間でも視聴できます。アニメ形式でイメージがつきやすくなっているので、書籍での勉強が苦手な方におすすめです。
3. ITパスポート 全問解説
シンプルでストレスなく学習できる無料アプリ。
分野別ドリルで1019問掲載されている上に、過去10年分の過去問をアプリ上で学習できます。全問題に分かりやすい解答解説がついています。また、苦手な問題のみをチェックして後から確認できる機能もあるため、効率的な学習にはピッタリです。
過去問はある?
ITパスポートの過去問は、簡単に入手可能です。
ITパスポート公式サイトから問題冊子と解答例のPDFをダウンロードできます。さらに、過去問を集めて試験に向けたより詳しい解説を追加した、試験対策用のテキストやコンテンツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
過去問集
1. かんたん合格ITパスポート過去問題集 – かんたん合格シリーズ
かんたん合格ITパスポート過去問題集 令和5年度 秋期 [ 間久保 恭子 ] 価格:1,408円 |
「過去問」「分野別頻出問題」を掲載。親切で分かりやすい解説がついた過去問題集。さらには、全文PDFのダウンロードと単語帳が利用できる、付属コンテンツが豊富な一冊です。
ITパスポート受験に過去問は必須と言っても過言ではありません。公式サイトの解説では、少し分かりにくいという方にも、ピッタリの問題集です。
2. ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)
令和05年【下半期】ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集 [ 五十嵐 聡 ] 価格:1,298円 |
こちらは、令和5年~令和2年の計4回分の過去問とともに、2回分の模擬試験も掲載された問題集です。過去問の他に、実際の自分の実力を試すことができる模擬試験が掲載されているのは、非常に嬉しいですよね。
さいごに、通勤通学時間や隙間時間を活用して手軽に勉強できるツールをご紹介!
無料!解説付きのWEB問題集「1st Studyz」
1st Studyzは、学研グループが運営するITパスポートの過去問学習サイトです。
いつでもどこでもWEB上でITパスポートの過去問を解くことができます。
費用はかからず完全無料。さらに過去問だけではなく、頻出単語の暗記学習や合否予測など、役立つ機能が盛りだくさんです。
1st Studyzでは、わかりやすく丁寧な解説が付いているので、間違えてもその場ですぐに正しい知識をインプットすることができます。
試験合格のためのコラムも読み放題。最も合格に近い過去問メディアです。
ぜひ、まずは一度お試しください!
まとめ
ITパスポート試験についての概要・試験日・試験会場等の基本的な情報と、勉強方法について解説してきました。
初めて受験される方にとっては、不安なことも多いかもしれませんが、最適な参考書やコンテンツを選んで勉強すれば、何も問題はありません。
ITパスポート試験について、不安な点や不明点が発生したら、いつでもこの記事に戻り、繰り返し確認してくださいね。この記事を参考に、ITパスポート試験合格を勝ち取りましょう!