ITパスポートとは? 難易度は? 過去問が有効?
みなさんのハテナにお答えします!

OVERVIEW
INDEX
目次
  • ITパスポートとは?
  • ITパスポート試験の試験日はいつ?どこで実施?
  • ITパスポート試験の難易度は?合格率はどれくらい?
  • ITパスポート試験の合格基準は?
  • ITパスポート試験の勉強時間は?
  • ITパスポート試験の出題範囲は?有効な勉強方法は?
  • ITパスポート試験には過去問が効果的?
  • ITパスポート メリットは?就職、転職、仕事に役立つの?
  • 試験概要のまとめ

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ITパスポートとは?

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ITパスポートは国家試験

ITパスポート試験は、経済産業省が認定する日本の国家試験です。
この試験のねらいは、すべての社会人が備えておいてほしい情報技術の基礎知識を受験者が習得することです。
試験に合格すると、情報技術に関する共通的な基礎知識を習得したことを国が証明します。

具体的には、新しい技術(AI、ビッグデータ、IoTなど)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をはじめ、経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識、IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識が問われる試験。

働くうえで必要となるITに関する基礎知識を習得していることを証明する国家試験です。

受験者数は累計100万人をこえており、年々、受験者がふえてます。令和3年度(2021年3月~2022年4月)は、年間20万人以上が受験した、人気の資格です。

ITパスポートのレベルは基礎的

ITパスポート試験は、13区分ある情報処理技術系国家資格の中で、基礎・入門編にあたります。

試験区分が上位になるにつれて、専門性や高度な知識・技能を問われるようになります。

ITに関わる方はもちろんのこと、それ以外の方も、ITパスポート試験の受験をあしがかかりに、是非、基本情報技術者試験(FE)等の上位のIT資格を目指しましょう。

ITパスポート試験の試験日はいつ?どこで実施?

ITパスポート試験は、比較的、敷居の低い資格試験です。

全国47都道府県の約100箇所の試験会場にて実施しているため、受験会場を自由に選択できます。

また、試験日は、年間通じてほぼ毎日、どこかの会場で実施されています。自分の学習計画や都合に合わせて受けることができますよ。

また、受験資格や受験条件は特にありません。何歳でも、だれでも受けることができます。

ITパスポート試験の難易度は?合格率はどれくらい?

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ITパスポート試験の合格率は、約50%。受験者の約2人に1人が合格しています。他の国家資格に比べると合格率が高く、試験の難易度は低いといえます。

ITだからといて、IT企業に務める人だけが受験をしているわけではありません。学生比率も高く、IT以外の企業につとめる方も積極的に受験しているのです。

ITパスポート試験は、情報技術の基礎知識を習得するという試験の特性上、受験者の平均年齢は毎年30歳前後。うち、20代以下が約60%をしめ、若年層に人気の資格です。

社会人で言うと、システム系の実務経験があるかないかによって合格率にあまり差が見られないため、ITの専門知識やシステム系実務経験が試験に大きく影響をあたえることはなさそうです。

さらには、企業への勤務経験の年数によっても合格率の差は大きくみられません。よって、経験がなくても基礎知識を勉強し理解できれば合格できる試験なのです。

学生の合格率は、社会人に比べると15%ほど低いです。ただし、徐々にその差は少なくなっており、過去問等でしっかり試験対策を行えば、情報系専攻の学生でなくても合格はむずかしくありません。

ITパスポート試験の合格基準は?

ITパスポート試験の合格基準は、「総合評価点」と、「3分野の分野別評価点」の2つ。
総合評価点と3つの各分野別評価点をそれぞれ満たさなければなりません。総合評価点が満点であっても、各分野別評価点のどれか1つが基準以下の評価点であれば、合格できないのです。

総合評価点が1000点満点中600点以上であるとともに、3つの分野別評価点が各1000点満点中300点以上である必要があります。

出題数

出題数は、全100問。ストラテジ系(経営全般)が35問程度、マネジメント系(IT管理)が20問程度、テクノロジ系(IT技術)が45問程度。そのうち、評価に関わるのは、総合評価が92問。分野別評価はストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問といわれています。

評価方法

ITパスポート試験は、TOEICやTOEFL同様、IRT(ItemResponseTheory:項目応答理論)に基づいて評価点を算出しています。”この設問は1問10点”というように最初から各設問の配点が決まっていません。

IRTとは、各設問に対する受験者の答え(正解だったか不正解だったか)を見て、その設問の難易度が高いのか低いのか、また設問が良問かどうか(その人の能力の高さを識別できる問題かどうか)を判断し、それにより受験者の能力を正しく評価する方法のことです

ITパスポート試験の勉強時間は?

ITパスポート試験は、いったい、どれほど勉強すれば、一発で合格できるのでしょうか。

ほとんど情報技術に携わっていない人の場合、180時間程度といわれています。1日2時間、勉強したとして3カ月ほど学習期間がかかります。

ITの知識を持っている人や実務経験者であれば、勉強時間は100時間程度、1日2時間勉強したとして1カ月半ぐらいの勉強期間です。

社会人にとって、ストラテジ系分野は経営や会計等の企業活動の基礎知識であり、すでに馴染みがある人が多いのではないでしょうか。それであれば、他の2つの分野(マネジメント系、テクノロジ系)に重点を置いて勉強を行うのがよいでしょう。学生の場合は、3分野をまんべんなく勉強する必要があります。

あくまでも目安で、勉強時間は個人で差があります。受験日が決まったら、早めに学習計画を立て実行しましょう

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ITパスポート試験の出題範囲は?有効な勉強方法は?

ITパスポート試験の出題範囲を表にまとめました。範囲は広そうでむずかしく書いてあるけれど知っている単語が多いはず。

ITパスポート試験に効果的な勉強方法とは、どんな勉強方法でしょうか。

それは、インプットとアウトプットを繰り返すこと。試験に必要な知識をある程度、頭に叩き込み(インプット)、過去問を解いてみる(アウトプット)。それにより、問題の出方傾向を把握します。

そして、間違えた問題を振り返り、また過去問を解く。間違えなくなるまで、苦手分野がなくなるまで何度も繰り返すとよいでしょう。

勉強ツールは無料のものもたくさんあります。自分にあったツールを見つけましょう。

インプット 書籍(参考書)・ 動画・シラバス等
アウトプット 書籍(問題集)・ 過去問サイト等
両方 通信教育

ITパスポート試験には過去問が効果的?

過去問をとくことは、ITパスポート試験含め資格試験を攻略するうえで、とても有効な勉強方法です。
過去問によって、ITパスポート試験の頻出範囲や自分が苦手にしている分野を把握することができます。

参考書からのインプットに執着しすぎず、知識が多少あいまいでも、まず一度、過去問を解いてみましょう。
ここで、まったく合格基準に達しなくても落ち込まないでくださいね。

過去問をとく、解説や参考書を見て理解する。繰り返しおこなえば、徐々に正解数が増えていき、合格基準をクリアできるはずです。

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ITパスポート メリットは?就職、転職、仕事に役立つの?

ITの基礎知識が身につく

ITパスポートは、ITに関する知識にとどまらず、企業活動、経営戦略、会計や法務など、ITを社会で活用する上で前提となる幅広い知識がバランス良く習得できます。

ただ、ITパスポートは国家資格ですが業務独占資格ではないため、取得したあとすぐ、IT関連企業に就職できるわけではありません。難易度もそこまで高くないため、ITパスポートを取得しても、とくに役に立たないのでは、と疑う人もいるのは事実。

しかし、今や、IT関連企業にとどまらず、ほぼすべての企業でITを活用し企業活動を行っています。システム技術者はもちろんのこと、事務職や営業職の人で、ITの基礎知識があると国家資格で証明できるということは、企業からも好印象を持たれやすく、自身のキャリアにおいてメリットになるでしょう。

就職や転職に

新卒採用時のエントリーシートで、ITパスワードの有無やスコアを確認する企業も増えています。また、国家公務員の採用では、情報セキュリティに関する素養を確認するために、採用面接時にITパスポート試験の合格を確認する省庁があります。

転職活動においても、給与アップやキャリアアップに直接つながるわけではありませんが、ITパスポートの取得によって、ITの基礎知識が備わっていると企業に証明できます。面接の際、ITパスポートは、とても良い自己アピールになりますよ。

上位資格への足がかりに

また、今後、ITパスワード試験を足がかりに他の情報処理技術系の国家資格にも受験しようと考えている人には役立つ資格です。具体的には、ITコーディネータ(ITC)試験は、ITパスポート試験の点数が750点以上で試験の一部が免除される専門スキル特別認定試験を受験できます。

試験概要のまとめ

試験時間、受験料、申し込み方法など、試験に関する内容を一覧にまとめました。

出典:ITパスポート試験

ITパスポートとは何か、わかりましたね。
では、早速、過去問を解いてみましょう

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